食事は「いのち」健康と食事はつながっています。
当調理課は、この理念を元に入居者様へ安全で美味しい食事提供をしております。人間が本来持つ「病気に打ち勝つ力」を引き出すため、しっかりした食事をとりましょう。
栄養一口メモ「旬の食材を食べよう! ~秋野菜編~」
秋が旬の食材は、夏の暑さで弱った胃腸の回復や体を温めてくれる効果のある食材が多いです。今回は特に食べてほしい食材を種類ごとに紹介したいと思います。
1. 体を温めてくれる … 【根菜類】
・特徴:食物繊維が豊富!
→ダイエットや体を温める効果が期待されます。
エネルギー源となる糖質が豊富!
・おすすめの食材:にんじん
にんじんはβ-カロテンが豊富で、体内に取り込まれるとビタミンAに変換されます。肌や粘膜・免疫機能を正常に保つ働きがある為、ウイルスからの感染予防・眼精疲労・肌荒れの改善に効果的です。
β-カロテンは皮の内側に多く、油と一緒に調理すると吸収率が上がるので、「炒め物」がおすすめです
2. 栄養をたくさん蓄える … 【イモ類】
・特徴:ビタミン・ミネラル・ポリフェノールが豊富!
特に加熱すると破壊されやすいビタミンCが、でんぷん質で守られているので破壊されにくいです。
・おすすめの食材:さつまいも
生のさつまいもを切ったときに出る白い液体(ヤラピン)は、胃粘膜の保護・腸の動きを活発にする作用があります。皮に近い部分に多く含まれているため、皮付きのまま調理する「焼きいも」がおすすめです。
最近では、一年を通してほとんどの野菜が買えるようになり、野菜の旬や季節を目で見て感じることが少なくなってきています。
旬の食材には、その時期に体が必要としている栄養が豊富に含まれていることを思い出して、旬の食材を生かしたメニューを考えてみてはいかがでしょうか。
調理課 栄養士:佐々木みなみ
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